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行動計画を立てる際に意識すべきポイント

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流れを意識した計画を立てる

流れを意識した計画を立てる

要点を押さえよう

教員や上司からすると、行動計画を発表する際に学生や新人の記録を見る時間は限られているため、あらかじめ確認するポイントを決めているパターンが多いです。そのため、記録を残す際は全体の流れを意識する必要があります。記録する内容は現場によって異なりますが、「患者目標」「学生目標」「ケアに必要な情報」「行動計画」「結果」「評価」「目標の達成率」「感想」などが主な項目です。今挙げた、「患者目標」~「感想」の順に内容をつなげていくことを意識して記入しましょう。最初に記入する患者目標を全体の指針として、一貫性のある内容を心がけてください。

患者目標について

患者目標を記入する際の主語はあくまで患者でなければなりません。「○○さん(患者)が~できる」という表現を意識し、その上で患者がどのように過ごせれば良いのかをイメージします。記入の際は1つの目標に対し、1つの内容に限定してください。その上で、イベントがあれば取り入れます。よくある失敗例が、「バイタルサインを安楽に受けることができる」といった患者目標です。患者の立場になって考えれば、バイタルサインを安楽に受けることが最も重要ではありません。「手術が無事に済むこと」「リハビリを順調に進めること」「転倒しないこと」などの方が患者にとっては重要です。
そして、患者に行われるイベントを忘れずに記入しましょう。薬による治療や負担の大きい検査などがあった場合、不安や痛みが少ない状態で治療を受けることが最優先事項となります。例えば、皮膚トラブルがあったとしても、その日重要なのは薬による治療を不安のない状態で受けることです。
なお、学生の頃に記入する学生目標はあくまで患者目標を達成するためのものです。「患者目標を達成するためにどのような介入が必要か」を意識してください。

ケアに必要な情報

ケアに必要な情報を記録する場合、必ず必要なのは「患者目標を評価する際の観察項目」と「ケアをする際の注意点」です。ケアに必要な情報は、間接的なものを含めれば膨大な数になりますが、この2点については必要不可欠です。教員や上司は、学生や新人が着目しているポイントがどこなのかを気にしています。それが間違った方向に向かっているのであれば、軌道修正しなければなりません。行動計画を発表する際に、観察項目とケアをする際の注意点が含まれていれば、自分が考えていることが相手に伝わりやすくなります。ポイントを明確にして、分かりやすい表現を心がけてください。

行動計画で悩まないために