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行動計画における優先順位のつけ方

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優先順位のつけ方

優先順位のつけ方

その日の業務を書き出す

優先順位をつけるために、まずはその日に行う業務を書き出してください。頭の中だけで整理していると、何らかの業務が抜ける可能性があります。その日の業務を実際に書き出すことで、今自分がすべき行動をすぐに確認できるようになります。ここで重要なのは、あまり時間を使わないことです。丁寧な字で細かく書くと時間がかかるので、自分が分かる範囲で書いてください。日勤帯であれば、その時間内で表を作り、優先順位に応じて予定を埋めましょう。業務内容が同じでも、実施する時間が日によって異なるケースもあります。例えば、点滴管理はその日受け持つ患者によって優先順位が異なります。自分の業務を見える化することで、そのうち頭の中でもある程度スケジュールを組めるようになるでしょう。新人の頃は特に、その日の業務を実際に書き出すことをおすすめします。その際に便利なアイテムを以下に紹介するので、よろしければぜひ活用してください。

時間制限を設ける

優先順位をつける際は、業務ごとに時間制限を設けましょう。例えば、点滴のルート確保は患者の状態によって時間がかかります。その際に、無駄に時間が過ぎてしまわないよう、素早く見切りをつけて先輩に交代してもらうことも、ときには必要です。その後の予定が迫っているのに、1つの業務にこだわり続けてしまうと、結果的に患者や同僚の迷惑になります。事情を説明すれば先輩も快く手伝ってくれるはずなので、遠慮なく申し出ましょう。もし手伝ってくれないのであれば、職場環境に問題があります。その際は、働きやすい職場に転職してください。

自分本位にならないことも大切

業務の優先順位をつけるのは、あくまで自分自身です。しかし、自分にとって優先順位が低いことが、患者にとっては重要なことの可能性もあります。例えば、ある患者に「○○日にちょっと話をしたい」といわれたとします。しかし、他の業務で忙しければ、そのイベントの優先順位は低くなります。実際に話を聞けたのは本来の予定日の数日後で、その相談内容は「今の治療に疑問を感じており医師と話がしたい」というものでした。この場合、クレームにつながる可能性が高くなります。患者の容態によっては取り返しのつかない事態になるかもしれません。
難しいケースではありますが、「優先順位はこちら側がつけているもの」という認識を忘れないようにしてください。仕事を早く終わらせることも大切ですが、それだけが看護師の仕事ではありません。行動計画を重視しつつも、患者に寄り添った適切な看護を提供できるようになりましょう。

行動計画で悩まないために